![]() | 高校教師、なんですが。 菅野彰 /cut 山田ユギ キャラ文庫 2006-03-25 ★★★★★☆☆ |
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久々にシリーズもの以外のお話。しかも挿絵が山田ユギさんということで楽しみにしてました〜。面白かったです。しっかり楽しみました。
でもちょっと変化球みたいな感覚?でハマりきれなかったのも事実。菅野作品でいくと「野蛮人との恋愛」1巻が一番タイプとして近いかも?晴天やナンデモアリなんかは、すんごい笑っちゃうけどすごく泣けもするお話で、最近はそういうのばかりだった。だからそんなイメージでいっちゃうと違うかなぁって。笑って楽しめればって気持ちで臨むといいかなと。
それでも良明ってキャラは優柔不断な性格の私と思考が重なるところがあって、読んでて自分も耳が痛いなぁ(苦笑)って思う部分がありました。良明の家族のセリフがね。とはいえ、良明も愛一郎もダメ部分が突出しすぎでオイオイ(笑)って感じだったから、身近に感じてしんみりってのはあんまりなかったですね。だから、そういう意味では純粋に、行き過ぎだろ〜(笑)ってヘンな部分を楽しめた気がします。
書き下ろしの方が妹の辺りでちょっとホロリときそうな所がありました。でも話の方はどこへ行っちゃうんですかー?って感じで(笑)あとほんの少しでいいから良明と愛一郎の二人の進展を感じさせてほしかったな。あれじゃあ後退してるような気さえしてきちゃって(苦笑)
それにしてもやっぱり山田ユギさんのイラストっていいですね。世間からずれてる次元で生きてるお嬢様なんてピッタリだったし、愛一郎が見た目よりも若いってところとかも。表紙のお花なイラストも好き〜v
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でもちょっと変化球みたいな感覚?でハマりきれなかったのも事実。菅野作品でいくと「野蛮人との恋愛」1巻が一番タイプとして近いかも?晴天やナンデモアリなんかは、すんごい笑っちゃうけどすごく泣けもするお話で、最近はそういうのばかりだった。だからそんなイメージでいっちゃうと違うかなぁって。笑って楽しめればって気持ちで臨むといいかなと。
それでも良明ってキャラは優柔不断な性格の私と思考が重なるところがあって、読んでて自分も耳が痛いなぁ(苦笑)って思う部分がありました。良明の家族のセリフがね。とはいえ、良明も愛一郎もダメ部分が突出しすぎでオイオイ(笑)って感じだったから、身近に感じてしんみりってのはあんまりなかったですね。だから、そういう意味では純粋に、行き過ぎだろ〜(笑)ってヘンな部分を楽しめた気がします。
書き下ろしの方が妹の辺りでちょっとホロリときそうな所がありました。でも話の方はどこへ行っちゃうんですかー?って感じで(笑)あとほんの少しでいいから良明と愛一郎の二人の進展を感じさせてほしかったな。あれじゃあ後退してるような気さえしてきちゃって(苦笑)
それにしてもやっぱり山田ユギさんのイラストっていいですね。世間からずれてる次元で生きてるお嬢様なんてピッタリだったし、愛一郎が見た目よりも若いってところとかも。表紙のお花なイラストも好き〜v
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![]() | なんでも屋ナンデモアリ―アンダードッグ (2) 菅野彰 /cut 麻生海 ディアプラス文庫 2005-10 ★★★★★☆☆☆ |
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1巻に続いて、こちらもラジオドラマ用に書かれた脚本のノベライズ。1巻では柳瀬敦が主人公でしたが、2巻「負け犬のなんでも屋」は、私の大好きな中川幹彦が主人公です。
中川、敦、寅次郎の3人がなんでも屋ナンデモアリを始めてからしばらく。ある日、中川のもとに最初の妻で有名な作詞家でもある水島馨が訪ねてきて、嫌がる中川を無視して、自分の書いた詩に曲をつける依頼を押しつけていってしまいます。
1巻では敦がニコニコローンとお付き合いしてしまった関係で色々とドタバタと楽しい出来事が沢山ありましたが、今回はさらにそれを上回るくらい騒動に磨きがかかっております。中川の1番目の妻だった馨様と、中川が作曲家をやめる原因となった音楽の才能を持つ存在・高橋遼一の登場。この2人ともが強烈なインパクトを持っていらっしゃるのですよ。馨様は1巻でのエピソードから強いお姉様なんだろうな〜って感じてたので多少その想像を上回っていても(笑)想像通りだったのですが、中川が「これ以外はみんなクズ」と感じた”これ”な高橋については、ほとんど想像してなかったこともあって、現れた人があんな人で驚きました。
なんでも屋の3人は負け犬なだけあって後ろ向きな思考を持っているのですが、登場してきた2人はその反対で前を向いて生きているような人でした。3人はとりあえずなんでも屋を始めるということで、前よりは一歩前進かなという感じもしますが、中川は電話番しかしてないし、敦と寅次郎は犬猫探しとかやっているしで、果たしてこれがこれからの生きていく道なのか?と思わせる雰囲気がたっぷり漂っています。そんなところに馨と高橋という嵐がやってきて、ナンデモアリに流れるぼやぼやな空気を吹き飛ばし、3人に活を入れてくれるわけです。
・・・とまぁ少し説明っぽく書いてみましたが、とにかく中川です。中川は、ピアノ一筋で子供時代を過ごしてきたお坊ちゃんで世間知らずなところがあるので、不遜でえらそうな態度を取ってるくせに根が素直で騙されやすかったり、打たれ弱かったりするんですよね。嵐がやってきて、馨に打ちのめされ、「一夜の恋人よ!」とやってくる高橋に心をかき乱され・・・。中川の嘆きっぷりが絶品です(笑)そして馨様いわく、無駄にハンサムな容姿。すべすべのほっぺに触ってみたいです(笑)
でも、負け犬に追い打ちをかけるようにキツイ言葉かける馨も、他の人達も、形は違えど中川に対して愛情を持っているんですよね。思う通りにいかなくても、夢が叶わなくても、生きて行かなくちゃいけない。それは馨や高橋でも同じで。強者と弱者のどちらの言葉もうなずける部分があって、悩む登場人物の複雑な気持ちが伝わってきてせつない気持ちにもさせてくれるのでした。あと、中川や敦はかなり受け身な感じなのですが、寅次郎は中間くらいな感じなんですよねぇ。プロにはなれなかったけど、もともと体育会系だからウジウジして収まってる感じじゃないってのもあるんだろうけど。でもバカっぽく見えて、1巻の時から結構心に染みるいい言葉を喋っているんですよね〜。酔った父親の愚痴の話っていうのが、本当にそこら辺にごろごろ転がっていそうで、だからこそ、それでも頑張って生きている、ということをじみじみと感じることが出来て心に残ります。
強烈な人達とのかけ合いに大いに笑わせてもらい、その途中途中に入るエピソードにじんわりと心を揺さぶられ、切ない気持ちにもさせてくれました。
敦と寅次郎は今のような仲がいい二人でいて欲しいという気持ちがありますが、高橋と中川はどうかというと。実はどっちでもいいです(苦笑)恋愛感情込みな関係になっても面白そうだし、どうなるのかってつかず離れずのまま焦らされてもそれはそれで楽しそう。とりあえず何も考えずに、次の新しい話に出てくる彼らを期待してます。でも次って一番最初はドラマCDになるのかな?あ、ドラマCDは本当に面白いのでオススメですよ〜。関俊彦さん演ずる中川の不機嫌な声とか嘆き声、特にこの「負け犬のなんでも屋」での壊れっぷりは最高です(笑)
最後、1つ気になっていることが。曲は結局書けたのでしょうか。ピアノに夢中になってる姿はあったけど(それがとても可愛くて微笑ましかった)、作曲してるような描写がなかったので、延びた後の締め切りまでに間に合ったのかしらと心配で(笑)
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中川、敦、寅次郎の3人がなんでも屋ナンデモアリを始めてからしばらく。ある日、中川のもとに最初の妻で有名な作詞家でもある水島馨が訪ねてきて、嫌がる中川を無視して、自分の書いた詩に曲をつける依頼を押しつけていってしまいます。
1巻では敦がニコニコローンとお付き合いしてしまった関係で色々とドタバタと楽しい出来事が沢山ありましたが、今回はさらにそれを上回るくらい騒動に磨きがかかっております。中川の1番目の妻だった馨様と、中川が作曲家をやめる原因となった音楽の才能を持つ存在・高橋遼一の登場。この2人ともが強烈なインパクトを持っていらっしゃるのですよ。馨様は1巻でのエピソードから強いお姉様なんだろうな〜って感じてたので多少その想像を上回っていても(笑)想像通りだったのですが、中川が「これ以外はみんなクズ」と感じた”これ”な高橋については、ほとんど想像してなかったこともあって、現れた人があんな人で驚きました。
なんでも屋の3人は負け犬なだけあって後ろ向きな思考を持っているのですが、登場してきた2人はその反対で前を向いて生きているような人でした。3人はとりあえずなんでも屋を始めるということで、前よりは一歩前進かなという感じもしますが、中川は電話番しかしてないし、敦と寅次郎は犬猫探しとかやっているしで、果たしてこれがこれからの生きていく道なのか?と思わせる雰囲気がたっぷり漂っています。そんなところに馨と高橋という嵐がやってきて、ナンデモアリに流れるぼやぼやな空気を吹き飛ばし、3人に活を入れてくれるわけです。
・・・とまぁ少し説明っぽく書いてみましたが、とにかく中川です。中川は、ピアノ一筋で子供時代を過ごしてきたお坊ちゃんで世間知らずなところがあるので、不遜でえらそうな態度を取ってるくせに根が素直で騙されやすかったり、打たれ弱かったりするんですよね。嵐がやってきて、馨に打ちのめされ、「一夜の恋人よ!」とやってくる高橋に心をかき乱され・・・。中川の嘆きっぷりが絶品です(笑)そして馨様いわく、無駄にハンサムな容姿。すべすべのほっぺに触ってみたいです(笑)
でも、負け犬に追い打ちをかけるようにキツイ言葉かける馨も、他の人達も、形は違えど中川に対して愛情を持っているんですよね。思う通りにいかなくても、夢が叶わなくても、生きて行かなくちゃいけない。それは馨や高橋でも同じで。強者と弱者のどちらの言葉もうなずける部分があって、悩む登場人物の複雑な気持ちが伝わってきてせつない気持ちにもさせてくれるのでした。あと、中川や敦はかなり受け身な感じなのですが、寅次郎は中間くらいな感じなんですよねぇ。プロにはなれなかったけど、もともと体育会系だからウジウジして収まってる感じじゃないってのもあるんだろうけど。でもバカっぽく見えて、1巻の時から結構心に染みるいい言葉を喋っているんですよね〜。酔った父親の愚痴の話っていうのが、本当にそこら辺にごろごろ転がっていそうで、だからこそ、それでも頑張って生きている、ということをじみじみと感じることが出来て心に残ります。
強烈な人達とのかけ合いに大いに笑わせてもらい、その途中途中に入るエピソードにじんわりと心を揺さぶられ、切ない気持ちにもさせてくれました。
敦と寅次郎は今のような仲がいい二人でいて欲しいという気持ちがありますが、高橋と中川はどうかというと。実はどっちでもいいです(苦笑)恋愛感情込みな関係になっても面白そうだし、どうなるのかってつかず離れずのまま焦らされてもそれはそれで楽しそう。とりあえず何も考えずに、次の新しい話に出てくる彼らを期待してます。でも次って一番最初はドラマCDになるのかな?あ、ドラマCDは本当に面白いのでオススメですよ〜。関俊彦さん演ずる中川の不機嫌な声とか嘆き声、特にこの「負け犬のなんでも屋」での壊れっぷりは最高です(笑)
最後、1つ気になっていることが。曲は結局書けたのでしょうか。ピアノに夢中になってる姿はあったけど(それがとても可愛くて微笑ましかった)、作曲してるような描写がなかったので、延びた後の締め切りまでに間に合ったのかしらと心配で(笑)
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![]() | なんでも屋ナンデモアリ―アンダードッグ (1) 菅野彰 /cut 麻生海 ディアプラス文庫 2005-10 ★★★★★☆☆☆ |
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ラジオドラマ用書かれた脚本のノベライズ。それをまとめたCDを聴いたらとても面白くて、以来この作品は私のお気に入りでした。もちろんCDドラマとして大変楽しめる作品だと思っているのですが、菅野さん作品好きとしてはやっぱり小説としても読んでみたいなぁとずっと思っていました。なので今回の発売は嬉しかったです。
1巻「負け犬の食卓」は、親から受け継いだリストランテを一人で運営する柳瀬敦が主人公。自分の代になってからすっかり閑古鳥が鳴いているリストランテが舞台となり、おかしな常連客の中川と、幼なじみの酒屋の息子・寅次郎と、それぞれ負け犬な立場の3人がなんでも屋を始めることになるまでが描かれています。
とにかく面白いです。敦が閑古鳥の鳴き真似したりして(笑)孤独と戯れているところから掴みは十分。その後の借金取りに来たニコニコローンとの一幕や中川ホモ疑惑など、色々面白くて笑えるエピソードが詰まっています。中川の方も最後には負け犬なところが分かってきて、彼を襲った不幸(?)にはもう本当笑いました。登場時は仏頂面の謎な常連客で素性のしれなかった分、そこからのギャップがより笑いを誘います。といいつつ私は中川が大好きv
そして、菅野さんの作品ですから、もちろん笑えるだけではありません。彼らの負け犬っぷりで笑わされても、その負け犬な現在に至るまでの事情にしんみりしたり、幼なじみの敦と寅次郎の相手にかける思いやりなどを感じたりさせてくれるのです。私が一番じーんときてしまったのは、喧嘩ばかりしていた父親と兄のことを敦が中川に語るシーンでした。父親が死に際に言っていた言葉や、葬儀での兄のうなだれた姿など、その二人の気持ちだけでも十分じんとくるのですが、それを語っている敦自身の取り残された複雑な気持ちがすごく感じられるのです。料理の才に欠けた自分は、店や料理のことについて二人のような関係に入れなかった。下手でも料理は本当に好きなのに、好きなものにいくら努力しても振り向いてもらえなかった悲しさや寂しさ。それでも家族としては大好きだった。危機感がない敦の性格のせいか、一人で暮らしている孤独な部分がそんなに感じられないのですが、こういったシーンではそれが顔を出してきていて、彼という人物に厚みを持たせてくれていたように思いました。
あとがきによると、ラジオの方より敦や寅次郎はちょっとナイーブとのこと。確かに小説という形での表現によって細かな心理描写が入っていてそんな感じがするなぁと思いました。敦が寅次郎に助けを呼んじゃいけないと改めて思っているところが印象に残ってます。でも冒頭部分で借金取りに裏路地に連れ込まれているところとか見ると、のんきさに磨きが掛かっているようにも思えました(苦笑)あと、CDにはなかった中川の吐血騒動も、吐血はヤバイと思うんだけど、これによってかえって彼の身体の頑丈さを表していたように感じて面白かったです。
私は小説の前にCDを聴いているのでどうしてもそれを頭から除いて読むことは出来ません。なので小説で初めて読むという方は登場人物についてどういう印象を持つのかなぁというのがちょっと興味ありますね。寅次郎が特に声のイメージが除けなくて、毎日晴天!の丈と同じく(声も同じですが)、彼は男同士の恋愛から外れていつまでもそのままでいて欲しいとか思ってしまうのでした。なので、敦と寅次郎は恋愛感情ありの関係に発展してしまうのか、これからがちょっと気になるところ。BLなレーベルなのにそれを望まないって間違ってますか?(苦笑)
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1巻「負け犬の食卓」は、親から受け継いだリストランテを一人で運営する柳瀬敦が主人公。自分の代になってからすっかり閑古鳥が鳴いているリストランテが舞台となり、おかしな常連客の中川と、幼なじみの酒屋の息子・寅次郎と、それぞれ負け犬な立場の3人がなんでも屋を始めることになるまでが描かれています。
とにかく面白いです。敦が閑古鳥の鳴き真似したりして(笑)孤独と戯れているところから掴みは十分。その後の借金取りに来たニコニコローンとの一幕や中川ホモ疑惑など、色々面白くて笑えるエピソードが詰まっています。中川の方も最後には負け犬なところが分かってきて、彼を襲った不幸(?)にはもう本当笑いました。登場時は仏頂面の謎な常連客で素性のしれなかった分、そこからのギャップがより笑いを誘います。といいつつ私は中川が大好きv
そして、菅野さんの作品ですから、もちろん笑えるだけではありません。彼らの負け犬っぷりで笑わされても、その負け犬な現在に至るまでの事情にしんみりしたり、幼なじみの敦と寅次郎の相手にかける思いやりなどを感じたりさせてくれるのです。私が一番じーんときてしまったのは、喧嘩ばかりしていた父親と兄のことを敦が中川に語るシーンでした。父親が死に際に言っていた言葉や、葬儀での兄のうなだれた姿など、その二人の気持ちだけでも十分じんとくるのですが、それを語っている敦自身の取り残された複雑な気持ちがすごく感じられるのです。料理の才に欠けた自分は、店や料理のことについて二人のような関係に入れなかった。下手でも料理は本当に好きなのに、好きなものにいくら努力しても振り向いてもらえなかった悲しさや寂しさ。それでも家族としては大好きだった。危機感がない敦の性格のせいか、一人で暮らしている孤独な部分がそんなに感じられないのですが、こういったシーンではそれが顔を出してきていて、彼という人物に厚みを持たせてくれていたように思いました。
あとがきによると、ラジオの方より敦や寅次郎はちょっとナイーブとのこと。確かに小説という形での表現によって細かな心理描写が入っていてそんな感じがするなぁと思いました。敦が寅次郎に助けを呼んじゃいけないと改めて思っているところが印象に残ってます。でも冒頭部分で借金取りに裏路地に連れ込まれているところとか見ると、のんきさに磨きが掛かっているようにも思えました(苦笑)あと、CDにはなかった中川の吐血騒動も、吐血はヤバイと思うんだけど、これによってかえって彼の身体の頑丈さを表していたように感じて面白かったです。
私は小説の前にCDを聴いているのでどうしてもそれを頭から除いて読むことは出来ません。なので小説で初めて読むという方は登場人物についてどういう印象を持つのかなぁというのがちょっと興味ありますね。寅次郎が特に声のイメージが除けなくて、毎日晴天!の丈と同じく(声も同じですが)、彼は男同士の恋愛から外れていつまでもそのままでいて欲しいとか思ってしまうのでした。なので、敦と寅次郎は恋愛感情ありの関係に発展してしまうのか、これからがちょっと気になるところ。BLなレーベルなのにそれを望まないって間違ってますか?(苦笑)
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![]() | 夢のころ、夢の町で。(毎日晴天!11) 菅野彰 /cut 二宮悦巳 キャラ文庫 2005-06-25 ★★★★★☆☆☆☆☆ |
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今回の表題作では、秀と勇太が出逢うところから始まり、京都で2人で過ごした日々が描かれています。その前後に現在の帯刀家の風景が入っています。大河が探し物をしていた物置から懐かしいものが出てきて、それに釣られて勇太も昔のことを思い出して・・・と過去を振り返るような形の構成になっていました。
1つ前がウオタツの話で完全に番外だったせいか、しばらく番外っぽいのが続いてたなぁという気分でいた毎日晴天!シリーズ。今回も阿蘇芳家2人の過去編なので、番外といえばそうなんだろうけど。このシリーズの中心にいる秀という人物について、彼の核心部分にせまる彼の彼自身に対しての考え方などが勇太との会話で表れていたりしていたので、全く番外という気はしませんでした。それに、帯刀家のコタツ騒動から始まり最後も帯刀家へと戻ってくるという形が、この物語が始まってから今に至るまでの過程を1つ1つ噛みしめるように思い出させてくれて、今現在の彼らの姿についても鮮やかに映し出されているのです。
出逢いや2人で過ごした日々についてなどは、これまでの中でも2人の口から話されていたから、過去編と言っても大きな流れは先になんとなく知っていた。だけれども、随所で涙が出っぱなしなくらい泣いてしまいました。秀と出逢った頃の勇太は母親に対して結構いい印象な感じがして、あれ?そうだったっけなぁとか思っていたら。その後に知れる事実が待っていたりして、あぁこう繋がるのか〜と納得しつつも、その展開につらくてたまらなくって込み上げてきちゃうのです。秀と勇太が帯刀家にきてから、色々あってやっと変わってきたと思えるくらいの秀なので、その前の秀の痛々しさといったらないです。もちろん勇太についても何度も浮き沈みして行きつ戻りつという感じで読んでて辛かった。けど勇太に対しては、最初から母親に対しての情や、知り合った秀に対して期待する気持ちなどが感じられていたから。秀の元へ戻るために禁断症状にも耐えぬいた彼にもちろん泣いた。弁護士の人との会話が相乗効果でねぇ。けれど、勇太は最初の出逢いからここまで辿り着いたのに、その時の秀の姿が最高に見ていられないくらいで。その姿と勇太の秀への想いの深さとで、私は涙が止まりませんでした。
ここでこの話がきて、これまでの出来事を振り返らされて。さあこれから大きな山がやってくるぞ、って前触れも感じさせられました。これまででもあんな辛かったのにこれ以上さらに何が待ち受けているんだ〜って考えると、物語の先が楽しみでもあり、でも読むのが怖いような。まだ続きいつかも分からないのに、今からそんなこと考えても気が早すぎだって(苦笑)分かってるけどやっぱり考えちゃいますね。私にとって本当に大好きで大事なシリーズです。
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1つ前がウオタツの話で完全に番外だったせいか、しばらく番外っぽいのが続いてたなぁという気分でいた毎日晴天!シリーズ。今回も阿蘇芳家2人の過去編なので、番外といえばそうなんだろうけど。このシリーズの中心にいる秀という人物について、彼の核心部分にせまる彼の彼自身に対しての考え方などが勇太との会話で表れていたりしていたので、全く番外という気はしませんでした。それに、帯刀家のコタツ騒動から始まり最後も帯刀家へと戻ってくるという形が、この物語が始まってから今に至るまでの過程を1つ1つ噛みしめるように思い出させてくれて、今現在の彼らの姿についても鮮やかに映し出されているのです。
出逢いや2人で過ごした日々についてなどは、これまでの中でも2人の口から話されていたから、過去編と言っても大きな流れは先になんとなく知っていた。だけれども、随所で涙が出っぱなしなくらい泣いてしまいました。秀と出逢った頃の勇太は母親に対して結構いい印象な感じがして、あれ?そうだったっけなぁとか思っていたら。その後に知れる事実が待っていたりして、あぁこう繋がるのか〜と納得しつつも、その展開につらくてたまらなくって込み上げてきちゃうのです。秀と勇太が帯刀家にきてから、色々あってやっと変わってきたと思えるくらいの秀なので、その前の秀の痛々しさといったらないです。もちろん勇太についても何度も浮き沈みして行きつ戻りつという感じで読んでて辛かった。けど勇太に対しては、最初から母親に対しての情や、知り合った秀に対して期待する気持ちなどが感じられていたから。秀の元へ戻るために禁断症状にも耐えぬいた彼にもちろん泣いた。弁護士の人との会話が相乗効果でねぇ。けれど、勇太は最初の出逢いからここまで辿り着いたのに、その時の秀の姿が最高に見ていられないくらいで。その姿と勇太の秀への想いの深さとで、私は涙が止まりませんでした。
ここでこの話がきて、これまでの出来事を振り返らされて。さあこれから大きな山がやってくるぞ、って前触れも感じさせられました。これまででもあんな辛かったのにこれ以上さらに何が待ち受けているんだ〜って考えると、物語の先が楽しみでもあり、でも読むのが怖いような。まだ続きいつかも分からないのに、今からそんなこと考えても気が早すぎだって(苦笑)分かってるけどやっぱり考えちゃいますね。私にとって本当に大好きで大事なシリーズです。
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