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この方のファンタジーってどんな感じだろ?とまず思ったんですけど、そういえば昨年読んだ初期作品集に収録されてた作品ってファンタジーっぽいやつだったから、初めてではないんですよね。それに舞台も現代なので読みやすかったし、思ってた以上に面白かった。
平凡な高校生・悠人のもとに、タイトル通り、ある日突然、雷獣・火鎚(かづち)が現れます。昔々に何かあって○年もの間封印されてたとかずっと探していた〜って感じのやつですね。こういうお話ではお決まりですが、千年のブランクがあるので、火鎚は世間知らずの困ったちゃんなことばかりしちゃうんですよね。でもそんな感じの天然キャラって結構好きだったりする(笑)火鎚も態度でかいけど素直だったりするとことか可愛いし好きですね〜。それにね、大抵は人の姿してるんだけど、本性?は猫又に似てるような姿しててその姿も可愛いの。
悠人も、何をしてる時でも賑やかな元気な男の子で可愛いんだよね。悠人と火鎚のやり取りとか、親友の拓実とダベってるとことか、ノリがよくて楽しいです。
ほのぼのファンタジーな印象だったんで、ほんのりBLの匂いがする程度なのかな・・・とちょっぴり残念な気持ちも隅の方にあったんですよ。主人公の方はやっぱりそれに近い感じだったんですけど、途中から出てきた拓実の方がその寂しさを払拭してくれました。こっちはこっちで夜刀という蛇神が憑いていて、そいつと身体の関係が〜。神様がそんなことまでしちゃうんですか〜って感じで、もうこの2人(?)の方に興味津々ですよ(笑)悠人の前では明るい顔を見せてるのに、悠人のいない所では暗い深刻な雰囲気が漂ってて、その雰囲気もいい感じ〜。あと、拓実が悠人を大事に思う気持ちが親友以上にしか見えんって感じなんで、そっちも気になるんですよね。
巻数表示ついてないのに、思い切り「つづく」な感じで終わってるので、早く続きが読みたいです〜。
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暮越さんは、魔鬼さんの「俳優と家政夫」の挿絵がきっかけ。小説の後にコミックス「親父!」を読んで気に入っていたのですが、その後お見かけせず。残念に思っていたので、久々のコミックスが発行されて嬉しいです。
このコミックスは、あらすじに初期作品集と書かれている通り、表題作以外はだいぶ以前に雑誌掲載された作品でした。話によっては現在と似たものを感じるものもありました。でも、シリアスなお話の方は私の中の暮越さんのイメージからは離れていて、その違いに戸惑ってしまいました。先入観なく読んでいたら、そう感じることなくちゃんと読めただろうなと思うと申し訳なく(汗)それとちょいホラーな話は最後が〜。貝なんですね。貝なのに。貝でいいんですか・・・。対象物が対象物なだけに変な怖さがあってイヤン・・・な気分になりました。うう。
でも一番最後が表題作で、これは私のイメージしてる通りの暮越さんの作品だわ〜ってお話で、先のような途中の印象を薄めてくれました。犬は犬でも種類があって〜って感じで、そのイメージの使い分けが面白く。そして猫な子もカワイイね。いじわるしてるつもりで、実は相手は承知の上のことで(笑)立場の逆転劇がかわいらしく微笑ましいお話でした〜。それにしても。コミックスの裏表紙が、蝶追っかけてる猫とそれを見守る犬な絵で、すっごく可愛いくて好きだー。
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