マンガ家シリーズ4冊目。今までは全て受けが漫画家だったのですが、今回は逆。さらに人外で吸血鬼。
顔の良さでごまかされそうになりますが、藍が本気でオタクっぽかったので、初め少し不安になりました。
原稿を巡っての駆け引きなど楽しめたし、祖母のエピソードがあったおかげで藍と瑞祥先生の心の距離が近づいたのも感じられました。とはいえ、雑誌掲載分のお話だけだと、恋愛の意味での愛は果たしてあったのだろうか?と考えてしまいます(笑)
でも、その後の書き下ろし部分で藍の方の気持ちもハッキリしてきたし、普通じゃない者同士で実はお似合いなのかもしれないなーって思うことができました。
あと、化け猫のケイトが可愛かったです。藍の布教活動で毒されてきてたのが心配〜。
 | 愛なら売るほど 榎田尤利 /cut 高橋悠 BBN 2006-10-17
★★★★★☆☆ |
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「ごめんなさいと言ってみろ」がすっかり気に入ってしまった私。マンガ家シリーズ、今回の新刊も面白かったですー。
なんとなく、今回の主人公の泉は他のよりマンガ家っぽいイメージに近い子だったかな(と書くとどんなイメージなんだと言われそうですが。なんとなく、なので〜)。
泉の内気さは嫌味っぽさを感じさせてなくて、素直に受け入れられました。天然なところなどは可愛らしく、純粋な気持ちを持ったままでいる部分には憧れに似た気持ちになっちゃったりして。
最近小説読めてないので読みたい本が未読でたまりまくってるんですが、それを置いて先にこれを読んでしまいました。マンガ家シリーズは気軽に読めて、かつ楽しめるんですよね〜。少ししか読んだことないので他のはどうか分かりませんが、榎田さんの小説って読みやすいのかもしれないです。
あと、泉のマンガ「愛売る」の主人公がなんだこりゃ!って飛んだキャラで可笑しかった。しかもそれが大ヒットであまりマンガを読まない成人男性さえも魅了する少女マンガなんだから。表題作の主人公のお話ではあまり分かんなかったんだけど、次の脇カプのお話で、コンビニ店員の小谷さんの「愛売る」についての表現とはまりっぷりが可笑しくて、そこで興味が湧いてしまいました。小谷さん、イメージ崩れまくりだよ。でもそんなところが人間臭さを感じられて良かったのかもしれないとも思うのですが。
この本までで3ヶ月刊行記念の企画のショートが読めるんですよね。しかし読めるのは私がまだ未読のキャラのお話なのです。来月の新装版で読んだ後でしかきっと楽しめないので、まだしばらくおあずけです。でもパスワード入力して入れるかだけは既に確認済み〜。小説b-boyの吸血鬼のクイズでつまづいて苦労したよ(はっきり書いてありましたっけ?結局書いてある場所見つけられずにだいたいで正解を割り出した)。
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挿絵が北上さんだという時点で購入決定だったんですが。なによ、この作品てば、すんげー私の好みじゃないですかっ!楽しくて楽しくてたまらんかったです。思わずもう一回読み返してしまった。こんなにずーっとウキウキ(笑)しながら読めたのなんていつ以来かしら?
とにかく律というキャラクターが好きすぎる。この高慢なネコ様ってば、なんっって可愛いのかしら!!わざとなのか筆が滑りすぎってノリで、律がぶつぶつと例えを無駄に並べ立てたり、支離滅裂になってきてたりしてる、ちょっとバカっぽさが出てるようなところも面白かった。独り言も面白いし、久々野とのかけあいもとっても楽しくてたまりませんでした。会話が楽しいのってほんと好き〜。
頑固で意地っ張りな律だけど、素直なところや抜けてるところをボロボロ見せてくれてて、その両方がたまらなく好きだった。本当に可愛くてたまらないヤツだなあ彼は。好きで好きなので、もうなんか今後彼がなにをやっても可愛い以外に思えなさそうだ(ってその前に今後ってもうない?)。
律を可愛く見せてるのは久々野のちょっかいの賜物(?)ですよね。彼も好きでした。後半で余裕ない姿も見せてくれてるんだけど、そんな時でも横柄なしゃべり方は変わらなくて面白かった。それに、律が可愛く見えるのは彼がいるからこそなのですよ。
加えて、いくつものいいシーンが挿絵になってて、それがすごいピッタリで興奮しまくりでした。律が半分眠りの中〜なシーンとか、最後のすっぽり久々野に抱きかかえられてるのとかもうもう!すげー好きすぎる・・・っ。挿絵が大好きだからってのも大きいですけど、本当にこれは私のツボ押されまくりなお話だったなぁ。
マンガ家シリーズの最新作ということですが、私はこれが初めてでした。それぞれ別キャラで挿絵の方も違うようですが、このお話がとっても気に入ってしまったので他のも読みたくなりました。面白いといいな〜。
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このタイトルがどうしても気になってたまらなくて購入してしまいました。わんこキャラとか好きなんですものー。
しかしこの作品、ただ2人の関係を表した比喩じゃないところが他と違いますね。あんな本気で犬として躾けて、犬と飼い主な関係にどっぷり浸かるものとは思いませんでした。少ししたらすぐに恋愛要素が見える微妙な関係に変わると思ってたのに、かなり長い間犬と飼い主の関係は崩れない。崩れないどころか倖生は犬でいる時間しか生きていないような人になるし。轡田の愛情を求める強い気持ちがあるからといってもなんだかちょっと怖い気もしました。一部の宗教とかって異様に見えるけど、当事者は幸せだったりするみたいな感覚。なにかに染まるのは心地いいかもしれないけど怖い。
とはいえ、今まで読んだことない特殊な関係だったので、先がどうなるのか気になってしまって、かなり真剣に読んでました。
終盤で轡田の過去を知ったとき、そうだとしても壊れすぎなんじゃ?と少し思いました。それほど彼の恋人に対する執着心が強いということなのでしょうか。どちらも愛情に飢えているので、相手のことを重くなることはあまりないかもしれないけど、どんどんエスカレートして社会人として生きてくうえでは色々と支障をきたしそうな要素はたっぷりな気がします。大丈夫なんだろうか・・・・と思いつつも、最後の激甘な2人はバカップルで幸せそうでいいなと思う。轡田が中盤までの硬派っぽいイメージ総崩れな感じが面白くて好きでした。
轡田って名前は性格とか話にかけてあるのでしょうか。最初この漢字が読めなかった(汗)からか、名前が妙にずっと気になったまま読んでました。
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 | 歯科医の憂鬱 榎田尤利 /cut 高久尚子 キャラ文庫 2005-08-27
★★★★★☆☆☆ |
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高久さん挿絵に誘惑される時期は過ぎた気がしていたのに、最近また結構つられている気がします。それもこの作品が年下攻めで私の好みに合いそうだったからですよ。加えて片方が歯科医、先生です。しかも読んだらとても面白かったので嬉しい〜。
三和は丁寧な治療をするけど、言葉に容赦がなくて怖い歯医者さんなんですね。でもその口調は彼が白衣で治療している間だけ。普段の彼はとても温厚でにこにこしているんです。まるで別人格なんだけど、治療中の性格を、車に乗ったら態度が豹変する感じなのを強調したヘンさとして描いてるだけなんじゃなくて。普段の優しい姿の方こそが気にかかるという展開になっていたのが良かったです。普段の三和の、気持ちを表に出せないところや、波風を立てたくないばかりになんでも謝って済ませてしまうのが、自分も覚えがあるだけにすごくその気持ちが伝わってきたんですね。彼はさらにそうしなければいけなかった過去があったからこそ、その傾向が顕著になってたわけですけど。
そんな三和とは正反対の性格の人が相手ってのがいいんですよね〜。すぐカッとなって怒鳴ってしまうような穂高だってのが。徐々に三和に影響を与えていって、感情に素直になれるようになっていって。高校時代唯一の友人だったという人物とのエピソードもクライマックスよかったです〜。最初は彼に穂高同様にむかつくばかりだったんだけど、最後に、相手の方にも少ししんみりしちゃう事情が描かれてるんですよね〜。ただの悪者で終わるよりも印象に残るし、三和の高校時代の頃の思い出についてもこれで救われてて後味もいいです。
あ、あと、三和サイドの書き下ろしは、リズムちゃんですよ。綺麗な三和に好意を持ってる子で、子どもながらって感じの発言をしてるんですけど。無邪気だからこそ三和も素直にポロッと答えちゃえて。こういうの好きだなぁ。それとリズムちゃんが両親のことを出して、三和にはそうならないよう言ってるところにホロリときましたよ。
1つ気になったことといえば、穂高のヘタレ発言ですね。この作品に限らず最近よくみかける気がするんですが。私はヘタレ攻めが好きです。好きですけど、作品中にヘタレという言葉を使って欲しくない。ましてや本人から言われるとがっくりきちゃうというか。他の人は気にならないのかなぁ。情けないとか頼りないとか、そんな言葉でいいと思うこの頃です。
この作品は、藤井沢商店街が舞台の話の2作目だそうで。これよかったから1作目の方も読んでみたいですね〜。
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